天使の夢/詩の創作です。このところ毎日書いています。
わたしが ちいさい ときのこと、
あおい あおい 海の底、わたしは ちいさな 貝でした。
さかなの あぶくを ききながら、
波の子守りに ねてました。
それとも、あれは 夢かしら。
わたしが ちいさい ときのこと、
高い 高い 山のうえ、
わたしは 小さな 雲でした。
きれいな 小鳥の 歌声と
風を 子守りに ねてました。
それとも、あれも 夢かしら。
わたしが ちいさい ときのこと、
ほそい ほそい 枝のさき、
わたしは 小さな さなぎでした。
ちゃいろの ふくに 身をつつみ、
風に ゆられて ねてました。
それとも、あれも 夢かしら。
わたしが ちいさい ときのこと、
おとぎのくにの 花園で、
わたしは 小さな お花でした。
みつばちたちが とんできて、
はおとで あやして くれました。
それとも、あれも 夢かしら。
わたしが 生まれる 前のこと、
高い 高い 空の上、
わたしは きれいな 天使でした。
お空の 上から、父さまと
母さまを 夢に みてました。
それは、ほんとの ことでした。
(付記)
胎内記憶というものがあると言いますが、それは、まどろんだような状態なのでしょうか。私は、神仏や天使の存在を信じています。どちらかといえば、仏教に近いでしょう。生まれ変わりもあると思いますから。