【あすなろ帖】創作・趣味と読書・あの世と宗教のお話

創作は童謡と詩。趣味は音楽鑑賞や折り紙。読書は哲学・宗教・小説・コミック等々。あの世の話や、また仏教・キリスト教・神道・新宗教等々、まだまだありますが、50年近く私の学んで来た事をご紹介したく思います。2019/10/5

よい宗教はみな一つ(1)イスラム教のこと等について

タイトルの「よい宗教はみな一つ」というのは私の若い頃からの信念であり、ずっと変わらないままです。

若い頃には生長の家を信仰していましたが、生長の家では「万教帰一」と言っていました。
それから後に幸福の科学が発足してから生長の家はやめましたが、幸福の科学でも、やはり良い宗教はみな同根だと説かれています。

世界中の民族や国々で信奉されている伝統的な宗教はほとんどが良い宗教だと言える気がします。
ただ、日本国内におびただしく存在している宗教などになると、良い宗教はほとんど無くて、9割以上が間違った宗教(邪教)だとも聞いています。新しい宗教ほど本物を選ぶのが難しいと言えると思う次第です。

古くからの伝統的な宗教の大半は良い宗教だとすると、ではなぜ宗教対立などが起きるのか?
その理由は簡単には言えませんが、それぞれの教えの違いにも原因はあるものの、どちらかと言えば信じている人々の理解に原因の多くがあるという気がします。

例えばイスラム教では俗に「右手に剣、左手にコーラン」と言い、現在では非常に好戦的で排他的なイメージが持たれていますが、開祖のムハンマドの頃には決してそのようなものではなく、ムハンマドの作った理想的な共同体では、ユダヤ教キリスト教の人々にも改宗を迫ったりはせず、他の宗教とも共存していたとのことです。
(信教の自由 ~イスラームの自由意思〜 » 自由大学 FREEDOM UNIV…https://freedom-univ.com/blog/2016_0420/
それというのも、ムハンマドの説いたコーランそのものが、ユダヤ民族から発したユダヤ教キリスト教を受け継いだものだとされていたのですから、ムハンマドの本心はむしろ平和的なものだったと言える気がします。

ところが現在ではどうかと言うと、同じイスラム教の内部においてさえ、スンニ派シーア派が対立している状態が続いている訳で、これは元々後継者争いで、ムハンマドの頃には予想されなかったことです。
現在でもイスラム教の根本は、コーランムハンマドの言行録にある訳であり、そこには後継者問題についての教えはないのに、のちの人々の思わくが対立を生んだということでしょう。

これは世界中の様々な宗教対立の中のほんの一例ですが、多くの対立は、みな開祖の教えからは離れたものであるはずだと思う次第です。

良い宗教というものは悪い宗教に対しては決然として戦いを挑むこともありますが、それ以外の場においては決して好戦的である筈もありません。
それは例えば、聖徳太子の十七条憲法にもあるように、和ということを尊ぶのが正しい宗教の主旨だと思う次第です。

(この記事は先日に立ち上げた「宗教の選択のためになるブログ」に移すかもしれませんが、当面はこちらに置いておきたく思います)