【あすなろ帖】創作・趣味と読書・あの世と宗教のお話

創作は童謡と詩。趣味は音楽鑑賞や折り紙。読書は哲学・宗教・小説・コミック等々。あの世の話や、また仏教・キリスト教・神道・新宗教等々、まだまだありますが、50年近く私の学んで来た事をご紹介したく思います。2019/10/5

hブレイクと金子みすゞと華厳経と//新作の詩です。詩は毎日書いています。

3つの詩を投稿することにします。まずは有名なものから。

ブレイク「無垢の予兆」より

一粒の砂に世界を見
一輪の花に天国を見るには
君の手のひらで無限を握り
一瞬のうちに永遠をつかめ

コマドリの籠の中では
天国が勢いよく詰まっている
鳩が充満した小屋の中では
地獄が一面に震えている

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「一切皆空」は本当か(ちょっと頭を使いたい人は歓迎します)

私的なメモですが、興味のある人もあるかも知れないと思い、アップしました。興味のない人はスルーして下さい。

この世の現実をどう考えればいいのかと考えることがある。
私は現在、幸福の科学を信仰していて、そこが発足する前は生長の家を信仰していた。だから以下の文はこれらの宗教の話が中心になるとおことわりしておく。

さて、私はまた仏教的な考え方をよくする。
「一切は空」と言う。空と無とは一応、同じ意味だと言ってもよいだろう。この世のことは本来「無」と否定すべきものなのか、それとも生の現実として受け入れるべきなのかといった疑問である。

自分の弱さに悩む時、「煩悩具足の自分」を認め、そのままに他力を願う道もある。一方に「そんな自分は本来のものではない」と否定する道もある。

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人生は不公平か? もしもあの世が有ったなら不公平はない?

今日は、よくある疑問についてお話ししたく思います。
また、人は死んだらどうなるかと云うことについてもお話ししたく思います。

人はよく、この世は不公平だと言います。 ある人は金持ちの家に生まれ、ある人は貧乏な家に生まれます。

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法悦の心も起らない時は?/信仰しても尚、感じる事とは

歎異抄』の中に、ある弟子の親鸞聖人への質問がありました。
それは、日々念仏を唱えても踊躍歓喜(ゆやくかんぎ)の心も、浄土を思う心も起こらないという悩みでした。踊躍歓喜とは法悦と同じことでありましょう。
すると親鸞は、実は私もそうなのだと言い、

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聖人達に共通の教え(2019/10/16改稿)

釈尊の説かれたのは悟りであり、阿羅漢・菩薩・如来へと至る道でしたが、これは死後のこととは言えず、この世とあの世を超えた人間完成への道でした。
これは孔子をはじめとする儒教も同じです。イエス・キリストは神と隣人への愛を説きましたが、この愛の実践も、人間完成への一つの道でありましょう。そこでは何れも理論よりも実践が尊ばれた筈と思われます。
釈尊の教えのうち、最も大事な教えは何だったのか。それは八正道であり、また六波羅密多であったと思われます。この八正道はキリスト教で言えば、懺悔に当たりましょう。また孔子は、日に三回は自分を振り返ると言っていました。
(時間がないので、この続きはまた書きます)