釈尊の説かれたのは悟りであり、阿羅漢・菩薩・如来へと至る道でしたが、これは死後のこととは言えず、この世とあの世を超えた人間完成への道でした。
これは孔子をはじめとする儒教も同じです。イエス・キリストは神と隣人への愛を説きましたが、この愛の実践も、人間完成への一つの道でありましょう。そこでは何れも理論よりも実践が尊ばれた筈と思われます。
釈尊の教えのうち、最も大事な教えは何だったのか。それは八正道であり、また六波羅密多であったと思われます。この八正道はキリスト教で言えば、懺悔に当たりましょう。また孔子は、日に三回は自分を振り返ると言っていました。
(時間がないので、この続きはまた書きます)