雨の夜//前に書いた詩です。新しい詩も日々書いています。
しずかに 雨の 降る夜は
いつもと 違う 音がする
いつもは 聞こえぬ 音がする
しゅるしゅるしゅるしゅる
なんの音
あれは 自動車の 通る音
水が 車輪に はねる音
ぽつぽつぽつり なんの音
あれは 木の葉の ぬれる音
木の葉が 雨を はじく音
みいみいみいみい
なんの音
あれは 子猫の なく声よ
寒いよ ママと なく声よ
ごおんごおんは
なんの音
あれは お寺の 鐘の音
いつもより よく 聞こえるよ
ごーごーごーごー
なんの音
あれは 電車の 通る音
いつもより 近く 聞るよ
しとしと 雨の 降る夜は
遠くの 音が よく響く
遠くが 近くに 聞こえるよ
以前に書いた詩ですが雨が続いているので思い出しました。雨はわりと好きなのです。どしゃ降りのような雨でも、海中に居るような感じがして、水を介して万物と繋がっているような感慨を持ったことがよくありました。私だけの感じではありますがね・・。