かげろうと星/以前に書いた詩です。新しい詩も日々書いています。
ちょっと お空に 旅しよう
そうして 旅して ただ一日
小さな 小さな かげろうの
お空の 生活 ただ一日
でも かげろうの 親の 親の
そのまた 親は なん万年
そろそろ 地上に 顔を出そう
そうして 伸びて 数千年
大きな 大きな 杉の木の
地上の 生活 数千年
でも 杉の木の 親の 親の
そのまた 親は 千万年
広い 宇宙で 輝こう
そして かがやいて 何億年
お空に かがやく 星たちの
宇宙の 生活 何億年
でも 星たちと この宇宙の
親さまの 歳は 幾つやら
お星を 創った その方がいるなら お歳は 星以上
お星や 僕らの 親さまの
その 生命は 永遠か
はるかな はるかな 星の空
はるかな はるかな 時のながれ
今の 地上に 生きている
僕らの 命は 幾十年
かげろうよりは 長くとも
杉の木からは わずかの間
けれど 地上を あとにした
天の お国の 生活は
はるかに はるかに 続くだろう
星ぼちたちと おなじように