ゆきだるま/私の詩の創作です
ゆきだるま ゆきだるま
お前に たましい あったとて
それは 真冬の あいだだけ
雪が まいにち ふるならば
お空から 来る 友だちに
やあ 元気かいと 呼びかけて
つららが まいにち 伸びるなら
朝いちばんに 長さを見て
まだ 伸びるのと 目をみはり
樹氷が まいにち 咲くならば
春や 夏でも これほどの
花はないさと えつに入り
どんぐりまなこを みひらいて
みじかい 冬の そのあいだ
冬の すべてを みききする
ゆきだるま ゆきだるま
冬のあいだの ことならば
お前は なんでも 知っている
ゆきだるま ゆきだるま
みじかい 冬の そのいのち
じゅうぶん お前は しあわせか