【あすなろ帖】創作・趣味と読書・あの世と宗教のお話

創作は童謡と詩。趣味は音楽鑑賞や折り紙。読書は哲学・宗教・小説・コミック等々。あの世の話や、また仏教・キリスト教・神道・新宗教等々、まだまだありますが、50年近く私の学んで来た事をご紹介したく思います。2019/10/5

俳句を2句。過去の作で春に作ったものでした。季節外れですが・・。

つんのめる エスカレーターは 動かない

東日本大震災で、最初の停電の時の記憶です。エスカレーターが止まっているのに、何の説明もなくて、ただ上を歩けるようになっていました。乗ると習慣で、動き出しそうな気がして体が構えた訳です。けれども動き出さないので、何だかつんのめってしまいました。季語は無いのですか、現代の俳句には季語のないものもあるそうなので、俳句ということにしておきましょうか。川柳かな? ま、違いがよく分からないのですが・・。

春や春 ホシノヒトミに 目もさめる

ホシノヒトミは花の名ですが、たぶん辞典には載っていないと思うのです。オオイヌノフグリという不名誉な名になっています。犬の大きなキンタマだというのです。とても小さくて青い可憐な花を咲かせます。それを見ずに、花の散ったあとの実を「キンタマのようだ」と思ったというのです。命名者はひねくれた物の見方を好んでいたのでしょうが、風流を知らない本当につまらない人だと思えます。お花が可愛そうですね。そこで別の人がこの名に満足できず、ホシノヒトミという名をつけたようです。こちらは通称名ということになるのでしょうかね。