【あすなろ帖】創作・趣味と読書・あの世と宗教のお話

創作は童謡と詩。趣味は音楽鑑賞や折り紙。読書は哲学・宗教・小説・コミック等々。あの世の話や、また仏教・キリスト教・神道・新宗教等々、まだまだありますが、50年近く私の学んで来た事をご紹介したく思います。2019/10/5

ナポレオンのこと//以前に書いた詩です。新しい詩も日々書いています。

ナポレオンほど、その評価の
分かれる 人も なかろうか。

フランスの国の 革命が、
王や貴族の 処刑という
行き過ぎた道に 向かった時、
ナポレオンが出て 収拾させ、
社会を 安定させたという。
ベートーベンが ナポレオンに
期待していたと 言われるのも、
そうした 事情が あった故か。
だが、ナポレオンが 皇帝の
位について、権力の
頂点に立った そのことが、
フランスの国に 良かったかは、
よく わからない ことと思う。
この 軍事的天才も、
やがて 敗戦は まぬがれず、
流島にあって 死んだのちは
やはり 評価も 落ちてくる。

だが、ナポレオンは ヒトラー
同じであるとは 思えない。
部下に 愛され、情にあつく、
尊敬も 多く 得ていたし、
やはり 英雄だっただろう。
暴力と 狂気に 終始した
ヒトラーなどとは 違っている。
ただ、英雄には 早すぎる
敗北と 死に 到る道は、
不運の故と いえようが、
不思議なものとも 思えてくる。